去る2月11日の建国記念の日、感染拡大防止をとりオンラインで式典と講演会を開催した。収録場所は神社庁会議室。初めての試みであったが、幸いにお手伝いに撮影のプロのメンバーがいたので、機材の準備、撮影背景の手配、国歌や紀元節の歌を入れたり、来賓の中山防衛副大臣の祝辞ビデオを入れたり、また講師の勝岡先生のフリップなどを作成してもらったりと通常の運営と違う形であったが、なんとか行事を開催できた。
衞藤運営委員長からは主催者の挨拶として、紀元節の意義、憲法改正、皇位継承問題についての私たちの活動を踏まえての課題に触れて頂いた。また来賓の中山副大臣のお話も我が国をとりまく安全保障環境を踏まえた世界的視野の内容であった。
講演では勝岡寛次氏(明星大学戦後教育史研究センター)から「皇位継承問題を考える-旧皇族について、私たちの知らないこと」と題して、安定的な皇位継承のためには旧宮家の男系男子孫のご存在がおられることをまず知ることが重要であると強調された。旧宮家とは占領中ら臣籍降下された11宮家のことであり、初代神武天皇の血統を受け継いでおられること、占領軍によって皇籍離脱を余儀なくされた特殊な事情がなければ旧宮家の人々は現行皇室典範の下でも立派に皇位継承権をもっておられたこと、今でも菊栄親睦会のお集まりで皇室と旧宮家は密接な関係を持たれていること、昨年の即位礼正殿の儀における宮中席次が総理大臣や国務大臣より高いこと、旧宮家の人々の具体的にお顔とお名前が系図を見ながら知ることができた。フリップをふんだんに使用しながらのお話はわかりやすかった。
なお、日本会議大阪のホームページとフェイスブックから動画を配信しているので、是非、視聴して下さい。本会としても1年ぶりの行事となったが、今後、オンライン形式の行事も大きな柱になることを確信した。