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■海保の業務の気高さ

2012.10.23

  海保第11管区では、中国人乗り込んだ船の事故で約70名の乗組員を救助した。
海上警備も大変な業務である。一方では昨日も中国が尖閣諸島周辺の接続水域に
4隻の海洋監視船を出航させており、もちろん海保では巡視船の警戒が行われて
いたはずである。確かに中国当局の指示によるもので、事故を起こした中国人乗
組員に罪があるわけでないが、海保はこんな時はたとえ乗組員が中国人であって
も助けるという業務を黙々とこなしているのだ。ここに公のために尽くす人々が
いて初めて、我が国の威信が保たれていることを痛感するものだ。
 
 先日、ニュースで海上保安大学校に入学する若者が多くなったと報道があった
が、体力はもとより、圧倒的な正義感と人のためになりたいという奉仕精神を持
ちたいとの決意を持った若者が出てくることは嬉しいことである。
 
 ただし中国政府はこれと別次元で尖閣・沖縄を奪取しようとしている意図はブ
レることはなさそうだ。

 

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