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【報告】天皇陛下のお誕生日をお祝いする府民の集い ~西澤和明氏記念講演~

2011.12.23

昨年12月23日の天長節、天皇陛下には78歳のお誕生日をお迎えになられた。
本会が主催して大阪府神社庁会館において「天皇陛下のお誕生日をお祝いする府民の集い」が開催され、国会議員2名(本人1名)、地方議員7名をはじめ会員、一般府民約250名が参加した。いつもは団体動員もかけているが、今回は諸事情がありそれも望めなかったものの、10月の女性の会の教育講演会や11月の金美齢先生講演会の参加者が多く参加されたり、事前に読売新聞、産経新聞に告知記事が掲載されたこともあり、比較的、日本会議を知ってまもない方々がたくさんおられ、着実に活動の成果が数に反映されていることを実感できた。

 第1部の奉祝式典では国歌斉唱、千家敬麿・議長による主催者の挨拶、領土領海問題、人権侵害救済法案などで国民運動に関わっておられる長尾敬・衆議院議員、髙野伸生・地方議員懇談会会長による来賓の祝辞、多くの先生方の祝電披露、そして恒例の「天長節」の歌の唱和、衞藤恭・運営委員長の先導による聖寿万歳と続き、厳粛な雰囲気の中で次第が続いたが、アンケートをみると大変感動されたという内容が多かった。天長節に合わせて式典を開催することの重みを実感した。

 続いて第2部の記念講演では「国難に立ち向かい、強い日本へ~ご皇室と尖閣・沖縄を守り、憲法改正実現の道へ~」と題して、日本会議常任理事の西澤和明講師からお話を頂いた。
 同氏は、大震災に当たって被災地の人々に寄せる天皇皇后両陛下の御心を紹介されながら、国父、国母としての御存在であられること、祭祀にみる真剣なご姿勢を新嘗祭に臨まれるに当たって、徐々に長時間、正座に慣れることを課しておられる天皇陛下のお姿を紹介、また皇位継承の危機に当たって、継体天皇を見出すまでに大きな貢献をした大伴金村が住吉大社近くを根拠にして、祭祀を執行してきた歴史を紹介され、いかに大阪が皇位継承に大きな関係があったことを紹介、また女性宮家創設問題については、政府が有識者会議を設置することなく、既に議論は尽くされているものとして決定しようとしていること、それに反して明治時代は皇室典範を起草するに当たって14年間の歳月をかけてきたことを話された。
続いて尖閣・沖縄問題については同氏が尖閣事件以後、何回も石垣市を訪問し、現地の漁民や関係者と話をしてきたことに触れ、中国の戦略を知れば現地の人々も危機感を持ってもらっていること、来年は沖縄復帰40周年を迎えるに当たって、是非とも一人でも多くの方々に沖縄に行って頂きたいと結ばれた。
非常にわかりやすい内容で、参加者にとって初めて聞いた歴史事実もあり、多くの人々から好評であった。
その後、事務局として今年、広範の活動を紹介するとともに、来年2月までの行事報告をさせて頂いた。また、恒例の皇室カレンダーや昭和天皇御製カレンダーの頒布も多くの参加者が購入された。
 行事終了後、講師を囲んで忘年会を開催し、大いに盛り上がった。

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